Nikon Z 6II SHOOTING REPORT

派手な「機能」よりも「実」を取ったカメラ 11月6日に発売したニコンのZ 6Ⅱ。第一世代からの「正常進化」を謳った第二世代としての注目度は非常に高かっただろう。だからこそこんな声も聞こえてくる。「何が変わったのかよくわからない」という声だ。しかし、よく考えてほしい。カメラの進化とはどういうものを指すのか。宣伝しやすい画期的な機能を搭載したり、スペックでわかりやすく表示できる変化はたしかに「派手さ」はある。その機能やスペックに心躍り、新しく買い替える人も多いだろう。筆者自身もそういうカメラの買い方をするときがある。Z 6Ⅱに関して言えば、一見そのような派手さはなく、なにか物足りないと感じる人が多いのかもしれない。その思いはいい意味で十…