写真の「チカラ」#21 河野英喜

女性の内面を具現化したポートレート 今回のみは趣向を変えて筆者の思いを書かせてもらった。数々のポートレート作品を撮り続ける写真家の河野英喜さん。僕が河野さんのポートレート写真を好きになったのは、そこに「躍動感」を感じたからだ。僕にとってのいい写真というのは、その写真の前後に「物語」を感じるかどうかだ。そして河野さんの写真には物語性を感じることが多かったのだが、それよりもさらに僕を虜にしたのはそこに感じる「躍動感」だった。河野さんはいつもこう話してくれる。「写真にその場の空気感や風を感じるときにシャッターを自然と切っている。そこにはモデルと僕の世界が広がっているんだよね」それこそが河野さんの写真の「チカラ」であり、凄さなのだろう。筆者…