2022年、10月9日(日)に数々の著名人や女優を撮影しているポートレート写真家の河野英喜さんが自ら主催する「ビギナー向け秋のポートレート撮影会」が東京都にある昭和記念公園にて開催される。
この撮影会の特長は、ズバリ「初心者向け」であること。昨今のポートレート撮影会は玄人向けのものが多く、初心者が気兼ねなく入り込めるものではなく、どうしても門戸を開けづらい環境にある。「ポートレート撮影を初めてみたいけど、機材や撮り方がわからない」と悩んでいるうちに、そのままになってしまっているケースが多い。風景撮影やスナップ撮影と違って、被写体がいないと始まらないのがポートレート撮影のデメリット。だからこそ、撮らせてくれるヒトを探してSNSなどを活用しているヒトもいる。
昨今、この行為をめぐり色々と物議を醸しているケースもあり、安心・安全という意味でいえば、自分で探すのも得策ではない。そこで人気があるのが「個人撮影会」(個撮)なるものだが、ここには「歴戦の猛者」が多い上に、人気のモデルさんはだいたい満員で枠が撮れない。
とまぁ、これほど色々と事情が渦巻くポートレート撮影。初心者が寄り付かないのも無理はない。そこで、写真家の河野英喜さんが「もっと気軽に、もっと楽しく」をテーマにポートレートの魅力を伝えたいということで、今回のイベントの開催を思いついたそうだ。
河野さんいわく「撮影技法も機材選びもポートレートはとても奥が深いジャンルなんです。だからこそ、もっと多くの人に楽しんでもらいたい…。そのためにも初心者(ビギナー)が来やすい環境のポートレート撮影会があってもいいのではないかと思ったんです。僕もいろいろなポートレートセミナーの講師をしていますが、ビギナーがじっくりと撮影したり、プロに質問したりすることができる機会を増やせば、その魅力を感じてカメラやスキルをステップアップするきっかけになったり、仲間を作ったりできるのではないでしょうか」と話してくれた。

またこのポートレート撮影会のすごいところは、ビギナーに門戸を広げたいということで、参加費が「無料」なのだ。もちろん、昭和記念公園までの交通費、入園料や飲食は参加者の負担になるが、無料なら試しに行ってみる……という軽い気持ちで参加できる。さらに機材も自分の好きな機材を持ち込めるので、スマートフォン以外のカメラなら、コンパクトデジタルカメラでも一眼レフでも、ミラーレスカメラでも何でもいいのだ。
特別ゲストとしてorphotographの暫定編集長である大貝篤史氏も当日参加する(予定)ので、河野英喜さんとのおもしろトークが聞けるかもしれない。ぜひ、申し込んでみよう!
■イベント概要■
・開催日: 2022年10月9日(日) 9:30〜16:30 (2部制)
・開催場所: 国営 昭和記念公園 https://www.showakinen-koen.jp/
・開催方式: 午前の部、午後の部 撮影枠を設ける形式
・参加予定モデル数: 4名を予定
・募集定員: 1部20名、2部20名 最大40名
・注意事項: カメラは持参 *スマートフォンはNG *動画NG
・応募締め切り: 2022年9月5日まで
・参加費: 無料 (入園料はかかります)
・応募URL: https://portraitphotoevent.wixsite.com/my-site/%E5%BF%9C%E5%8B%9F
■講師情報■

河野英喜(こうの・ひでき) 島根県浜田市出身 中学から人物写真に興味を持ち写真は独学で習得。その後1992年広告制作会社アドフォーカスに入社1994同社を退社しフリーとなる。以後広告・ファッション誌を中心に撮影する傍ら、近年では女優や俳優、各界のアーティストなどを主軸に撮影する。またタレント・声優を被写体として各誌表紙・口絵、その他写真集書籍なども多数手掛ける。写真専門誌やメーカー主催の写真教室などで撮影指導、写真審査、執筆など幅広い活動もしている。公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。 |